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神道と信者

日本人の暮らしの中で
自然発生的に生まれた自然宗教

日本人の暮らしの中で
自然発生的に生まれた自然宗教

古来より、自然との関わりの中で生きてきた日本人は、自然現象に神を見出し、山や海、木や岩といった自然物を神宿るものとして考えてきました。また生活を営むなかで衣食住や生業、国土開拓などを司る神への信仰も生まれ、日本の風土や生活習慣に基づいて八百万(やおろず)の神を崇拝してきました。
自然宗教とは、人の心で崇拝するものです。人々は自然に対する感謝と畏怖の念を抱き、祖先を大事にし、子孫繁栄と五穀豊穣を願って生きており、その思いを神事として祭りごとを行うのです。

日本人の多くは神道とともに仏教・キリスト教といった外来諸教の文化も生活に取り入れていますが、神道は一般的な宗教と違い経典や教義は無く、一人一人の心の神を拝める広義な信者としてとらえています。